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Reshareからのお知らせです

Reshare株式会社お知らせ生物多様性保全活動に参加してきました!
2024.07.08

生物多様性保全活動に参加してきました!

2024年7月5日に、全国に10ヶ所ある自然観察の森の第1号(環境省補助事業により整備されている)の横浜自然観察の森の保全活動に参加してきました。

1)始まり
横浜自然観察の森の中にある自然観察センターまで、車で来て良いと許可を得ることができたため、車で入って行ったのですが、ナビがなく、分岐に気が付かず、道なき道を進んでしまい、ゲンジボタルの谷というところまで進んでしまいました。運よく切り返しができ、戻ってくることができました。詳しく調べもせずにとりあえずやってみるにしても危なかった🤭、ナビに頼り過ぎもよくないなと再認識致しました。

2)
横浜自然観察の森にて“レンジャー”として活動されている、日本野鳥の会の方に簡単なレクチャーを受けました。1992年に生物多様性条約というものが制定されたと初めて知りました。「生物の多様性に関する条約(生物多様性条約:CBD)」は、個別の野生生物種や、特定地域の生態系に限らず、地球規模の広がりで生物多様性を考え、その保全を目指すことを目的とした国際条約とのこと。この条約は、生物多様性の保全だけでなく、さまざまな自然資源の「持続可能な利用」についても明記しているようです。
最近のバズワードの“SDGs“や、ダイバーシティー(多様性)に関連することは、40年以上前から言われていたということです。やはり、本質的なことは変わらないですね。

慶應大学の岸名誉教授が、「生物多様性」とは、簡単に言えば「生きものの 賑わい」と言われたようです。本当に素晴らしい人は達観されていて、素晴らしい言葉を使われると感心しました。賑わいとは、例えば、スギだけが植えられた人工林よりも、原生林のほうが生育する種数が多く、生物多様性は高いです。 生物多様性が高い生態系は生産性が高く、病気や環境変動にも強い傾向があります。とのこと。
自分の会社に準えるなら、色々な個性、特徴を持った人がいた方がいると、生産性が高く、環境変化にも強いのかなと思いました。変化の激しい今だからこそ、多くの個性を持った人と関わり、融合できる会社を作っていこうと改めて思い知りました。弊社も、「ひとの 賑わい」となる会社を目指していきます。

3)
“セイタカアワダチソウ“ってご存知でしょうか?私は、この日初めて知りました。生態を聞くと大変面白い(そう言ったら困っている人に失礼か)。侵略的な「外来種」で、1.自身の根から他の生物の成長を抑制する化学物質を放出します。2.この科学物質は、土壌中に蓄積し、ある一定の濃度を超えると、競合種の生育の育成を抑制します。3.その結果周囲は、セイタカアワダチソウばかりになっていく。4.自身が放出している毒性物質に自身の育成も抑制されて朽ちていく。5.新たな土地を求めて遷移していく。
なんとも、面白い生存戦略であることは確かかなと思います。このセイタカアワダチソウは、根から成長阻害物質を放出するため、根から除去が必要とのことでした。除去活動:炎天下の中、15分から20分程度、30人ぐらいの大人でセイタカアワダチソウの除去を無心になって活動しました。
生物多様性なのに、嫌われる(排除される)セイタカアワダチソウ。それでも繁殖力が強くてなくならない。厄介な植物だなとw

生態系の進化と事業プロセス、戦略に活かせることもあるのだなと面白い発見ができ、汗をかき、心が満たされました。自然の森、レンジャー、企画してくださった方々、セイタカアワダチソウもありがとう!