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Reshare株式会社お知らせ最近見た映画(「オッペンハイマー」と「あんのこと」)
2024.07.18

最近見た映画(「オッペンハイマー」と「あんのこと」)

最近、2つの映画を映画館で見ました。共通しているのは、実話であること。
「オッペンハイマー」は、“原爆の父”と言われたロバート・オッペンハイマーの半生の話です。「あんのこと」は、日本のコロナ禍で起きた少女の短い人生の話です。

1)オッペンハイマー
映画は、3時間ありましたが、自分の感覚では全く長さを感じずに、集中して見ることができました。私は、クリストファー・ノーラン監督が好きだからかも知れません。クリストファー・ノーラン監督の昔の作品で、「メメント」を見たのは学生の時ですね。ユニークな作品で、衝撃を受けた記憶があります。懐かしいです。(話戻します)
オッペンハイマーの生き方を見てみると、自身の頭脳を人類の発展のため、科学の新発見に費やしており、自身が世の中に貢献できることに邁進されていました(ここでは、アメリカが戦争で勝つこと)。周囲の優秀な頭脳の持ち主の方々からも、うまく協力を引き出し、マンハッタン計画を実行、成功させていました。その実績からも人としての器の大きさでしょうか?素晴らしいと感じています。このプロジェクトに情熱を注いで人生を賭けて取り組んでいたと思います。
私個人としては、限りある人生において、与えられた能力を世界の発展のために邁進することは大変共感しました。私自身は、天才ではありません。しかし、持てる力を少しでも世の中の発展のために、出来ることからやっていきます。

2)あんのこと
こちらは、小さい頃から母親から虐待を受けて育つという壮絶な人生の映画です。子供であれば、環境にかなり影響を受けてしまいますし、この状況をどうやって救ってあげられるのだろうか?と考えさせられます。映画の中で、俳優の佐藤二朗さんが演じられている変わった警察も面白い。この警察が、「杏(主人公)」に働き口を探すために就職相談の窓口の人に対して、発言しているシーンは共感しました。「杏(主人公)」は小学校から不登校になり義務教育も受けていないし卒業できていない。当然、難しい漢字は読めないし書けない。そんな人に対して、(中学校までは義務教育ですと)杓子定規に発言する公務員。それに、反論を言う警察(佐藤二朗)。
映画の中では、佐藤二朗演じる警察は、売春等で、捕まってしまいます。しかしながら、物事の状況、背景を理解し、前に進めようとする行動力と、捉え方は、共感していました。
私自身も、与えられた環境で、いかに結果を出せるかを考える。さらに、ルールだからではなく、本質的に何をすべきかを考えて行動する人間にならなければいけないと改めて考えさせられました。
杓子定規にしかコメントしない人は、その業務を機械(ロボット)に変更したとしても価値が変わらないため、自身の提供価値が減少していくことを感じさせられました。人がいるということは、うまく説明ができない人の発言(インプットデータ)以外の、言葉で表現できていない、裏にある、背景、などを読み取ろうとすること、それこそが人が介在する意味であろうと考えます。

3)能力と環境と時間
人それぞれ、天から与えられた脳力は、違います。その与えられた能力を自己認識し、向上させ、社会にどうやって貢献していくのかが大事だなと再認識いたしました。日本では、「杏」のような字が読めない子は、ほとんどいないと思いますが、発展途上国や、紛争、内戦地域であれば学校に行っていない子もいるでしょう。基礎となる知識と情報がないと、判断する力がなかなか育たないので、自分だけの力で人生を変革させるのが難しいだろうと思います。
一方、オッペンハイマーも、杏も、私も全ての人に時間だけは平等に与えられています。この時間の大切さを最近深く感じるようになってきています。限りある人生、世の中のために貢献したいと強く思い、なるべく無駄な事はしたくない。しかし、アイデアや発見は、無駄かもと思っていて行動しているところから偶発的に発生したりする場合が多い気がしています。どういう行動が正解か、すぐにわからないから難しいし、楽しいなと思います。
基本は、良い人の真似からですかね。先輩方の背中を追いかけながら頑張ります。