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センスと美意識
最近読んだコラム(エッセイスト:松浦氏)に、”センス”や”美意識”についての記載があり、この内容について私なりに書きたいと思います。
センス
弊社のコンサルティング支援先には、家具デザイン会社、建築設計会社、アートギャラリーがあります。各社の社長は、「センス」という言葉を多く使われるように感じています。その時から、そもそも“センス”って何だろうって、なんとなくしっくりきていなかった自分がいました。コラムでは、“「センス」とは気づく力でありその人の生き方そのものを表す”と書かれていました。確かに、言われてみればセンス(sense)だから、日本語約で感覚ですし、そうだなと思いました。このように多くの事を、知っている気になって、理解しているつもりで使っている言葉があると再認識しました。
ちなみに、ChatGPTにセンスの定義を聞いたところ、「センス」は一般的に、物事を理解したり、判断したりする能力や感覚を指します。特に、美的センスやファッションセンスのように感覚や判断が優れていることを強調する場合が多いです。また、直感や鋭い洞察力を持つことも含まれます。
センスをChatGPTで検索するのが、センスないよな〜って声が聞こえてきそうです。
話を戻すと、気づく力というのは、わかりやすい表現だと思いました。ChatGPTしかり、AI技術の発達により、既に答えのある問題に対する回答は、人よりも機械が正確で早くなりました。もちろん、人間も自身の頭に知識は必要です。しかしながら、知識そのものよりも重要な事は、課題を見つける力や、答えが1つに決まらない事象があることを認知し、多様な考え方ができるもしくは受け入れられる事だと思っています。
ビジネスでもビジネスセンスという言葉が使われます。ビジネスにおいては、直感や洞察力を大切にすべきであり、磨く必要があると考えております。では、磨くってどうするのか?って考えると、結局は経験値の積み上げかなと思います。但し、素直な気持ちで取り組むことが大事である。失敗しても、また挑戦をして、「センス」を磨いていきます。
美意識
“センス”と同じコラムの中で、“移動することと美意識は正比例する”とも書かれていました。パッと読むと分かりにくいと思いますが、私なりの解釈では、移動距離が長くなれば、様々な風景、初めて見る景色、普段合わない人、想像外の事象に出会うことができる。結果として、多くの実体験をする過程を通して美意識が磨かれるのでは無いかなと思います。
既知の人たちとの時間は、少し話せば理解してもらえるため、居心地の良い空間を作ってくれます。年齢を重ねると、新しい経験を得ようとする活動は、しなくなってしまうと感じています。活動する前から結果がわかっているからやらないとか、億劫だから動かないなど。新しい経験は、必ずしもすべてが心地いいわけではなく、落ち着かなかったり、居心地が悪かったりする場合もあると思います。それでも、新しい経験を求める過程を通して、新たな気づきを得て、美意識が高まっていくんだろうなとも思います。
センスも美意識もない人が言うなという声が聞こえている気がしますが、私自身現時点では、持ち合わせていないという自己認識があるから、追い求めているのです(笑)
移動距離を長くとるために、2ヶ月後に四半世紀ぶりにバックパッカーにて、海外へ行ってきます。センスと美意識を磨く旅を経験し、私なりの生き方を表現できればと思います。