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人生ゲーム
山口周先生のnoteに”人生というプロジェクトの基本原理”という記事があります。(半年ほど前の記事が補筆され10/21にアップデートされていました。)複雑な事象を解き明かし、簡単かつわかりやすく説明してくれています。
https://note.com/shu_yamaguchi/n/n770b0d39eaea
基本構造/基本原理
記事では、正しい戦略は、正しい目標が大前提とあります。ここは、人によって人生の目標は異なるとは思いますが、一旦、人生の目標を“持続的なウェルビーイングの状態”と置きましょう。
記事では、人生というプロジェクトには “時間資本“を”人的資本”に変換し、人的資本を“社会資本”、“金融資本”と変換しウェルビーイングの状態(目標)にするゲームであると分析されています。
やはり、人生の正しい目標を決めることは大変重要ですね。目標が曖昧だと達成の可否判断が難しいと思います。
いつ死ぬか、いつ終わるかわからない人生において、明日死んでも悔いなしという状態になっているのであれば、それは、持続的なウェルビーイングを達成出来ている状態であり、幸せな状態だろうなと思います。
私なりに人生を例えると
“人生ゲーム”というボードゲームにある程度似ていると思います。人生ゲーム(ボードゲーム)をされた事はありますでしょうか?数多くの種類があると思いますが、人生ゲームは、大体以下のような双六と思います。
- 初めに男性か女性を決め、現金が配られる。
- 順番にルーレットを回して、出た数字の分マス目を進む。
- 止まったマス目の指示に従う。
- 途中で色々なイベントが発生し、判断する時もある。
- ゴールに到着した順番ではなく、ゴールに到着した状態(お金の量)で順位が決まる。
これを実際の人生と比較して書き出すと
- 平等でなく、個人差が大きい条件下で生まれる。
- どんな人にも基本的に平等に時間がある。(1日24時間)
- 何かしらのイベント(課題・問題含む)が発生し対処する。
- 発生した事象に対し、判断/決断をする。
- 誰しもが死ぬ時が来る。但し、たくさんお金を持っているから良いのではない。
リアルの人生は、ゲームのように平等にスタートはしない。
時間は誰しも平等にあり、③と④を無数に繰り返す。
結果、あるタイミングで終了となる時が来る。お金があるなしで順位が決まるものではない。
考察
ここで、人生ゲーム(ボードゲーム)では、自分の順番が来たら自然とルーレットを回しますし、分岐(例えば転職コースなど)があれば、自らの判断で選択します。ゲームの相手を見ながら、どうしたら良いか?戦略を練ったりする人もいるでしょう。
しかし、リアルの人生でも、気がついているでしょうけど、自らの意思でルーレットを回せるということです。しかしながら多くの人が、ルーレットを回すことを放棄しており、自動運転モードのように出た目を見ながらなんとなく双六のコマを進めている人が多いのではと類推しております。義務教育を経て、偏差値で高校、大学を選び、就職できる会社に就職する。生きるために必要という理由を自分自身に言って平日は会社に行っている人が多いでしょう。
時間資本を、人的資本(スキルや経験値、知見)に変換できず、社会資本も積み上がっていない場合では、一発逆転みたいな話は難しいということです。但し、当然思い立ったら資本を活用してウェルビーイングの状態へ向けて活動すれば良いのです。
答えが1つに決まらない複雑な事象が多い時代において、判断力を養う方法として、答えが1つに決まらないアートがあるのではと考えます。
次回予告
“アート”について書きたいと思います。