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Reshare株式会社お知らせ【コラム】PDCAは「D」から始める
2022.05.08

【コラム】PDCAは「D」から始める

PDCAとは?

PDCAはサイクルは、多くの業界で用いられているマネジメント方法の1つです。
Plan→Do→Check→Actを循環することで、生産や品質の管理において業務改善を目指すことができます。

今の時代PDCAはPから始めても上手くいかない

流動的な時代である今日において、結果を早く出すためには、Pからではなく、Dから始めた方が良いのではないでしょうか?
Pを立案するためには、条件設定が必要です。その条件が正しく設定できるのであれば、Pから実施するのも良いと思います。
しかしながら、複雑な条件を想定し、自らの経験も全くない事業領域の場合、感度やセンス良く条件設定するのは至難の業だと思います。

打席に立て

新規事業関連のセミナーなどの講師から、「打席に立て」、とにかく現場に行ってマーケティングが大事であると言われてきました。私も昔、具体的に何をしたら良いのか?イメージが湧いていませんでした。経験が大事そうだなと頭で理解していながらも、具体的な経験って何?どうしたら良い。具体的には?と悩まれる人も多いのでは、推測します。
なぜなら、私の周囲からも具体的に何をしたら良い?と相談されるからです。
例えば、私が起業しようと思ったものの、テーマが決まらず、悶々としていた時に
実際に実施したことを以下に記載します。

① 社会人の交流会というものに参加
② 中小企業診断士、事業承継の資格を取得
③ 中小機構や各企業主催の起業セミナーに参加
④ 独立しているという人に相談

結果、
①で友人となった方から、大手企業の支援の紹介を受け、今では会社として連携させていただいております。
②資格を活かした仕事を実践。
③なんとなくその時は、同じ気持ちの人に出会えた。
④特に良いアドバイスをもらえた記憶なし。

その瞬間では、価値があったかどうかがわからなくても、数年後に大きなチャンスとなって巡ってくると実感しました。目の前の事象は点であっても、時間が経過していつか点と点が線でむずばれる可能性があると信じて、目の前の事にも真剣に取り組んでください。

とにかくDを重視した社会人時代

社会人時代には、顧客情報を集めるためたった1人で200名の営業担当者へヒアリングを行ったり、セキュリティ事業の実情を調べるため、コンビニのオーナー100人に電話をかけたりしていました。
具体的な情報を集めるにはDするしかないと考えていたからです。
電動自動車の実証実験の車に乗って、エリア外に出たらどうなるのだろうか?と突然興味が湧いてきたので、実際にエリア外に出たりしました。結果、アラートがなり自動制御されそうになった記憶があります。
自らの興味と好奇心に沿って、多くの経験を積んでいただき、血のなり肉となった経験値がその後の活動の際、自信につながってきます。いつか、面白い話を是非ともお聞かせください。

自らの体験や経験があればなお良い

私は、C(=check)だけのコンサルティングは、信用に値しないと思っています。実際にコンサルタントが、その事業を展開した経験もないのに、正確な評価が下せるとは考えられないからです。
大手コンサルティング会社Nは、セブンイレブンのメインコンサルティングであった時、自社ビルの1Fにセブンイレブンを入れて、自らセブンイレブンのオーナーとなることで、実際にコンサルティングを受ける立場をより深く理解し、生データによる分析を実施されていました。

当社も、コンサルティングだけでなく、自ら行う事業開発を大切にしています。具体的には、冷凍食品事業やアート事業を展開している最中です。
コンサルティングこそ、Dから行うことができれば、相手の立場に立っての具体的な細かな提案と配慮ができると考えております。

「PDCAはDから始める」いかがだったでしょうか。

この流動的な時代には、Pに時間をかけていると波に乗り遅れてしまいます。
完璧なPを作っても、また別の条件が出てきたら、別のPを作らなければならない。
そんなことをしていたらいつまでたっても実行に移すことはできません。
もちろん、すでにPDCAサイクルを円滑に回せている大企業であれば、練り込まれたPを作ることでDが上手くいく場合もあります。
しかし、中小企業でPDCAを回せないと感じているなら、まずはDから初めて見るのはどうでしょうか?
私は、成功のカギはDから始まると信じています。
実際の活動を通して、思わぬ繋がりが広がり、そこから新たな事業展開を行える可能性が生まれてくるのです。